学級閉鎖が決まった瞬間から、学校側の対応は一気に加速する。一人一台端末を活用した遠隔授業への切り替えが即座に行われるが、現場の負担は小さくない。担任教師は体調不良者の健康観察を行いつつ、自宅待機中の児童に向けたオンライン配信の準備に追われる。
一方、家庭側の混乱も深刻だ。タブレットの接続不良や、きょうだいで同時に閉鎖になった際の通信環境の取り合いなど、デジタル学習ならではの課題が浮き彫りになっている。「学級閉鎖中のオンライン対応自体は助かるが、低学年の子供には横につきっきりで教えなければならず、到底仕事にならない」と語る保護者の手元には、山積みになった未処理の業務資料が残されたままだ。