一般の店舗で購入できるOTC医薬品は、リスクの高さに応じて細かく分類されている。なかでもロキソプロフェンなどを含む第1類医薬品は、販売時に薬剤師による適正使用の確認が法律で義務付けられている。単なる形式的な手続きではない。過去の服薬歴、現在治療中の持病、あるいは他の薬との飲み合わせによる深刻な相互作用を防ぐための安全装置なのだ。
カウンター越しに交わされる「これまで気分が悪くなったことはないか」「喘息の持病はないか」という問いかけには明確な理由がある。特にアスピリン喘息の既往がある人が解熱鎮痛剤を服用すると、命に関わる重篤な発作を引き起こす危険性があるからだ。レジでの数分間のやり取りは、消費者が安全に効果を享受するための必要不可欠な防波堤として機能している。