80年代から90年代にかけて、東映が手掛けた数々のアクション映画やドラマで彼が見せたヘアスタイルは、当時の若者を熱狂させた。その代名詞とも言えるのが、サイドをしなやかに流した流線型のオールバックである。
激しいアクションシーンでも崩れすぎず、それでいて走る瞬間にふわりと舞う絶妙なセット。相棒である舘ひろしのキッチリと固めたハードなスタイルとの対比が、作品に類稀なテンポ感を与えていた。過度に固めず、手ぐしで直せるような柔らかさを残す技法は、当時の刑事ドラマにおけるファッションの概念を根底から覆したと言える。