2024年4月に施行された改善基準告示の改正により、時間外労働の上限規制(年960時間)や勤務間インターバル(休息期間11時間努力義務、最低9時間)が厳格化されました。このバス運転手 2024年問題 影響は、2026年現在の給与明細にも大きな地殻変動をもたらしています。
制度改定前、多くの事業所では「月60〜80時間の残業代」が給料の大きな柱となっていました。しかし、残業規制の徹底に伴い、バス運転手 労働時間 残業代は大幅に減少しました。一部の事業者では残業抑制によって「以前より総支給額が3万〜5万円減ってしまった」という逆転現象が生じ、ドライバーの離職を加速させる契機にもなりました。
こうした事態を受け、人材流出に危機感を募らせた大手・中堅バス会社を中心に、2025年から2026年にかけて基本給のベースアップ(月額1万5000円〜3万円程度)や、待機時間手当の新設、運行手当の引き上げといった待遇改善が急速に進んでいます。残業頼みの一時的な高収入から、適正な労働時間で安定給与を得るモデルへの転換期を迎えています。