京都の老舗和菓子店が発信した一枚の看板写真が、全国の甘党の間で大きなニュースとなった。6月30日の「夏越の祓」に水無月を食べる風習は、かつて平安貴族が氷室から氷を切り出して氷餅を食べ、暑気を払っていた行事に由来する。しかし、当時の庶民にとって氷は手に届かない高嶺の花であったため、ういろうを三角に切って氷に見立てたことが始まりとされる。
この歴史的な背景について専門家による詳細な経緯解説が公開されると、SNS上では「単なる季節のスイーツだと思っていたが、深い意味があった」「氷へのあこがれが形になったものだったとは」といった感嘆の声が相次いだ。庶民の知恵と祈りが込められた水無月は、時代を超えて現代の都市生活者にも勇気と安らぎを与え続けている。