クリムゾンとは何色?語源や楽天・バンドから漫画の真相まで徹底解剖

クリムゾンとは何色?語源や楽天・バンドから漫画の真相まで徹底解剖

クリムゾンとは何色?語源や楽天・バンドから漫画の真相まで徹底解剖の真相について、最新情報を詳しくお届けします。

日本国内の日常風景において、クリムゾンの名を最も広めた功績者は間違いなく楽天グループです。プロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」のチームカラーや、ヴィッセル神戸のユニフォームに採用されている「クリムゾンレッド」は、単なる視覚的デザインにとどまらず、創業者である三木谷浩史氏のキャリアと直結しています。

球団公式資料や当時の創業手記によると、この配色は三木谷氏が1993年にMBA(経営学修士)を取得した母校、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のスクールカラーに由来しています。ハーバード大学は1858年のボートレースにおいて、選手たちが自分たちの所属を識別するためにクリムゾンのハンカチを頭に巻いて出場した歴史を持ち、以来150年以上にわたってクリムゾンを大学の公式シンボルとして掲げ続けてきました。

2004年のプロ野球再編問題という激動の渦中、新規参入を果たした楽天がこの色を選んだ背景には、「歴史ある世界最高峰の学府にあやかり、知性と情熱を兼ね備えた挑戦者であり続ける」という強い経営思想が込められています。情熱的な赤でありながら、既存の広島東洋カープが採用する明るい赤とは一線を画す落ち着いた深紅を選ぶことで、プロ野球界に新風を吹き込みつつ、品格と新規参入企業としての独自性を同時に確立する狙いがあったのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。