テレビでのタレント活動が目立つ一方で、本業である噺家としての評価は極めて高い。得意演目である『替り目』や『野ざらし』『文七元結』など、人間の滑稽さや温かみを描く古典落語の語り口は、古典の骨格を崩さずに現代の客を笑わせる絶妙なバランス感覚に満ちている。
また、落語芸術協会の副会長などの要職を長年務め、伝統芸能の継承と落語界の発展に大きく貢献してきた。演芸界全体が時代とともに変化するなか、若い落語家たちがのびのびと活躍できる環境づくりにも心を砕いている。寄席の看板として高座に立ち続ける姿は、若手にとって最高のお手本だ。