スマートフォンの画面越しに24時間推しの姿を追える現代、ファン心理はかつてない変容を遂げている。X(旧Twitter)でのリアルタイムな情報拡散や、TikTokでバズる至近距離のショート動画は、タレントとの心理的距離を極限まで縮めた。
その結果、単なる応援を超えて本気で好意を寄せる「リアコ」層が急増している。SNS上では「愛の深さ」がグッズの所持数や現場への通い詰めで可視化されやすくなり、他者との比較が逃れられないストレスとなって襲いかかる。タイムラインを見るたびに他人の存在が視界に入り、無意識のうちに拒絶感情が強まっていくのだ。