彼女のパフォーマンスを語る上で欠かせないのが、サウンドの根底に流れるラテン・ロックの存在だ。当時、世界的な旋風を巻き起こしていたサンタナに代表されるラテンパーカッションの激しいビートを、歌謡曲のメインストリームへと大胆に導入。これが日本の音楽ファンに強烈な新鮮さを与えた。
さらに視聴者を釘付けにしたのが、おへそをのぞかせたビキニ風の斬新な衣装と、激しく腰を振るセンセーショナルなダンスだ。お茶の間のテレビ画面を通じて放たれるエネルギーは賛否両論を巻き起こしたが、その圧倒的な存在感の前に人々は魅了されるほか無かった。視覚と聴覚の両面から聴衆をねじ伏せる圧倒的なステージングは、まさに日本のポップス界におけるイノベーションだったと言える。