彼女の女優としての原点を振り返る上で欠かせないのが、1998年に放送された伝説的ドラマ『神様、もう少しだけ』だ。当時15才で難役に挑んだ彼女は、圧倒的な透明感と吸い込まれるような瞳で一躍脚光を浴びた。画面越しに漂う瑞々しい少女の素顔は、日本中に強烈なインパクトを残したのである。
1990年代後半から2000年代にかけて、フレッシュなアイドル的女優から本格派へと成長を遂げる中で、彼女の顔立ちも少女から成熟した女性へと緩やかにシフトしていった。昔の写真と現在を比較した時に感じる印象の違いは、約30年にわたりカメラの前で光を浴び続けてきた表現者としての歴史の深さそのものと言えるだろう。