本文わずか2条の元号法とは?昭和54年制定の真相と改元の仕組み

本文わずか2条の元号法とは?昭和54年制定の真相と改元の仕組み

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日本の現行法令において、元号の根拠となっているのが1979(昭和54)年に公布・施行された「元号法(昭和54年法律第43号)」です。法律といえば、何十条・何百条にわたって細則が定められている姿を想像しがちですが、元号法の条文は驚くほど短く、本則は以下の2条しか存在しません。

第1項:元号は、政令で定める。
第2項:元号は、皇位の継承があつた場合に限り、改める。

このほかに「この法律は、公布の日から施行する」「旧元号(昭和)は、本法の規定に基づき定められたものとみなす」という附則があるのみです。極限まで削ぎ落とされた文言ながら、第1項で「政令指定」という行政権への委任を明記し、第2項で歴代天皇1代につき1つの元号を用いる「一世一元の制」を厳格に定めています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。