胡蝶しのぶが身につけている蝶の髪飾りは、かつて花柱として鬼殺隊を支え、上弦の弐・童磨によって命を奪われた実姉・胡蝶カナエの形見です。物語の原点において、両親を鬼に惨殺された胡蝶姉妹は「自分たちのような悲劇を繰り返さない」と誓い合って鬼殺隊に入隊しました。
幼少期のしのぶは感情豊かで勝ち気な少女でしたが、カナエの死を境に、姉が愛用していた羽織と共にこの髪飾りを身に纏うようになります。髪飾りをつける行為は、亡き姉への思慕であると同時に、怒りを心の奥底に押し殺し「鬼とも仲良くしたい」と願っていた姉の笑顔を模倣して生きるという、しのぶ自身の過酷な決意表明でもありました。
ネット上の読者コミュニティでも「髪飾りを見るだけで、しのぶが背負った重圧と痛みが伝わってきて胸が締め付けられる」といった声が絶えず寄せられており、彼女のアイデンティティそのものとして深く認知されています。