デザインカラーでトラブルになる要因の多くは、美容師と顧客の間における「完成イメージのズレ」と「履歴(過去の施術)の共有漏れ」です。理想通りの仕上がりを手に入れるための美容室 オーダー方法を体系化しました。
まず、希望するスタイル写真を用意する際は、「良いと思う写真2枚」に加えて「絶対に避けたい仕上がり(NG例)の写真1枚」を提示してください。「派手すぎない感じで」という言葉の解釈は個人差が大きく、金髪に近い太いメッシュを入れられてしまう事故を防ぐための安全策となります。
また、近年多くのサロンで採用されている「メッシュキャップ メンズ」の施術を希望する場合は、以下の技術的差異を把握しておく必要があります。
- メッシュキャップ施術:無数の穴が開いた専用シリコンキャップを被り、フックで均等に毛束を引き出してブリーチ。頭部全体に細かく均一な束感をスピーディーに作りたい場合に適する。
- アルミホイルワーク:骨格や生え癖、毛流れに合わせてミリ単位でハイライトの位置・太さをコントロール。オーダーメイドな陰影や特定の毛束のみを強調したい場合に適する。
さらに重要なのは「黒染め・縮毛矯正・パーマの履歴」を正直に申告することです。過去1年以内に市販の黒染めを行っている場合、ブリーチ時に赤みが強く残る「残留色素」の問題が発生しやすくなります。事前に履歴を伝えることで、美容師は減力したブリーチ剤の選定や適切なトナー(色み調整)の配合を組むことが可能になります。