「成犬になってもポメラニアンのように小柄なままなのですか?」――筆者がペットライフの現場取材を行う中で、最も多く耳にする疑問がこのサイズに関する誤解です。シベリアンハスキーの標準体重はメスで約16〜23kg、オスで20〜27kg。一方のポメラニアンは1.8〜3kg前後。この圧倒的な骨格差を持つ基礎犬種から生まれるポンスキー成犬の大きさは、決して一律ではありません。
繁殖世代(血統の世代階層)によってサイズ展開は大きく3つのカテゴリーに分かれます。第1世代(F1:ハスキー×ポメラニアンの直接交配)においては、遺伝子の配分はまさにコイントスです。小型のポメラニアン寄りに育つ個体もいれば、骨格が完全にシベリアンハスキーの遺伝的優位を受け継ぎ、成犬時の体重が12kgから15kgを超える中型犬へと成長するケースも珍しくありません。
幼少期(生後2〜3ヶ月)の段階では、どの毛玉のような子犬も2kg前後に過ぎず、外見だけで成犬時の最終到達点を正確に断定することは、どれほど熟練した獣医師やブリーダーであっても困難を極めます。「抱っこ散歩ができるサイズ」を夢見て迎えた結果、12kgの頑強な中型犬へと変貌したポンスキーのパワフルな引きに引きずられる――これが現場で起きているまぎれもない事実です。