スーパーの鮮魚コーナーで手に入る冷凍解凍のえんがわ柵(カレイ)を使い、寿司専門店顔負けの極上メニューに変身させる「炙りえんがわ」のプロ直伝テクニックを紹介します。脂分が多いカレイのえんがわだからこそ、熱を加えることで劇的な化学変化が起こります。
【失敗しない炙りえんがわの手順】
- ドリップの完全除去:パックから出したえんがわをキッチンペーパーで包み、表面に浮き出た余分な水分と酸化した油分を優しく吸い取ります。この一手間で生臭さが劇的に消えます。
- 隠し包丁を入れる:えんがわの筋繊維に対して垂直に、1〜2mm間隔で浅く切れ目を入れます。火が通りやすくなり、口当たりが劇的に柔らかくなります。
- 強火で一瞬の炙り:耐熱皿に並べ、クッキングバーナーで表面の脂がバチバチと泡立ち、端にわずかな焦げ目がつく程度(3〜5秒)一気に炙ります。バーナーがない場合は、魚焼きグリルを最高温度で予熱し、アルミホイルに乗せて30秒〜45秒だけ上火を当てます。
- 柑橘と塩で締める:溶け出した濃厚な脂には、甘い煮切り醤油よりも「粗塩+すだち(またはレモン)」、あるいは「刻みネギ+ポン酢ジュレ」が圧倒的に合います。脂のくどさを柑橘のクエン酸が包み込み、料亭の味わいに昇華します。