日本とスウェーデンの対戦史を紐解くと、勝敗を左右してきた最大の要素は「空中戦・フィジカルの攻防」と「スペースを突くショートパスの精度」のせめぎ合いに集約されます。
2002年の対戦時、日本は「フラット3」と呼ばれる3-5-2のフォーメーションを採用し、中盤の連動性とコンパクトな陣形を武器にスウェーデンの鋭いロングボールを封殺しました。対するスウェーデンは伝統的な4-4-2の堅守速攻スタイルを敷き、ヘンリク・ラーションやズラタン・イブラヒモヴィッチら強力な前線を軸にシンプルな縦への推進力で対抗しました。この試合の支配率スタッツは日本が約54%と上回ったものの、セットプレーのこぼれ球から同点弾を許す形となり、高さへの対応が課題として浮き彫りになりました。
また、U-23世代による2016年リオデジャネイロ五輪グループステージ第3戦では、日本が矢島慎也選手のボレーシュートによって1-0で勝利を収めました。この試合で日本は4-2-3-1を採用し、サイドチェンジを交えた素早いテンポのアタックで相手守備網を攻略。スウェーデンの長身センターバックの間隙を突くコレクティブな崩しが勝因となりました。