二次元のキャラクターとの結婚において、避けて通れないのが法的解釈の問題だ。現在の日本国憲法および民法において、婚姻は男女双方の合意に基づく法的な契約であり、権利と義務が伴う。当然ながら、実体のないバーチャルキャラクターに法的権利能力は認められず、戸籍上の配偶者として登録することはできない。
だが、法的な婚姻関係が結べないからといって、その感情の誠実さが否定されるわけではない。パートナーシップ制度が広がりを見せる現代において、法的な枠組みにとらわれない感情的・精神的な結合を重視する考え方は着実に定着しつつある。法制度の整備には至っていないものの、個人の生き方や幸福追求の自由という観点から、当事者たちの意思表示を受け止める空気は以前よりも格段に醸成されてきた。