マウスが一切受け付けず、画面上の操作が不可能になったとしても、キーボードが生きていればパニックに陥る必要はありません。作業中のデータを保全し、OSのファイル構造を傷つけずに電源を落とす「キーボードのみでシャットダウンする方法」をマスターしておけば、不測の事態でも冷静に対処できます。
まずは作成中ドキュメントの緊急保存です。アクティブなウィンドウに対して[Ctrl] + [S]を押し、少しでも直近の作業内容をストレージに書き込みます。続いて、以下の手順でWindowsを正規のプロセスで終了させます。
- [Win] + [X] キーを同時に押す:画面左下にクイックリンクメニュー(高度な管理メニュー)が立ち上がります。
- キーボードの [U] を押す:「シャットダウンまたはサインアウト」のサブメニューが展開されます。
- もう一度 [U] を押す:安全なシャットダウンが実行されます(再起動をかけたい場合はここで [R] を押します)。
もう一つの伝統的かつ強力なショートカットが[Alt] + [F4]です。起動中のアプリケーションを前面から順番に終了させることができ、保存確認ダイアログが出た場合は矢印キーと[Enter]で「保存」を選べます。すべてのアプリが閉じた状態でデスクトップ画面に対し[Alt] + [F4]を実行すれば、「Windowsのシャットダウン」ダイアログが表示され、[Enter]一つで安全に電源が切れます。
それでもキー入力すら一切受け付けない重度のハードウェアフリーズに直面した場合に限り、パソコンフリーズ時の強制終了手順へと進みます。電源ボタンをカチッと一度押して数秒待ち、無反応であれば5〜10秒間長押しを続けてマザーボードへの給電を物理的に遮断します。電源が完全に落ちた後は、内部コンデンサの放電を待つため最低でも90秒〜2分間放置してから再起動を行ってください。内部の熱や残留電荷が抜けることで、起動時のハードウェア再認識がスムーズに行われます。