キタキツネの大好物は油揚げ?驚きの食性と餌付け厳禁の真相に迫る

キタキツネの大好物は油揚げ?驚きの食性と餌付け厳禁の真相に迫る

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雪に閉ざされる北海道の冬、獲物の姿は地表から消え去ります。それでもキタキツネが飢えを凌げるのは、極限まで研ぎ澄まされた狩りの習性と行動パターンがあるからです。その真骨頂が、雪中に潜むネズミをピンポイントで仕留める「マウシング(Mousing)」と呼ばれる捕食行動です。

キタキツネは雪原に立ち止まると、首を左右にかしげながら耳を細かく動かします。積雪の下数十センチを這うエゾヤチネズミが発するかすかな足音や咀嚼音を聴覚で捉え、獲物の位置を三次元的に特定。次の瞬間、弓のようにしならせた体を高く跳躍させ、頭から雪面へとダイブして獲物を挟み撃ちにします。雪中の獲物を目視せず、音と地球の磁場を感知して仕留めるこの狩りの成功率は、成獣で70%以上に達することもあります。

一方で、単独行動を基本とする彼らの行動圏は季節や獲物の生息密度によって数平方キロメートルから十数平方キロメートルに及びます。日没から夜明けにかけて活発に行動する夜行性の傾向が強いものの、子育て期や真冬の食糧難の時期には白昼から獲物を求めて雪原を徘徊するなど、環境に応じて柔軟に行動パターンを変化させる適応力を誇ります。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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