9年間という異例の長期にわたりうたのお兄さんを務めた横山だいすけ。なぜ2017年春というタイミングで卒業を決断したのか、そのおかあさんといっしょ卒業理由にはプロフェッショナルとしての深い美学が存在します。
ターニングポイントとなったのは、8年間苦楽を共にした盟友・三谷たくみ(たくみお姉さん)の2016年春の卒業でした。当時、横山自身も同時に身を引くことを一度は検討したと、後の手記や特番インタビューで述懐しています。しかし、新しく就任する小野あつこ(あつこお姉さん)を迎え、番組のクオリティと安心感を維持するため、「新しいパートナーが番組に定着するまで全力で支える」という使命感を抱き、1年間の残留を決意しました。
そして1年後、小野あつこが立派に歌のお姉さんとして成長した姿を見届け、満を持して第12代・花田ゆういちろうへとバトンを渡しました。単なる契約満了や体力の限界ではなく、「番組の未来と後輩の育成を最優先に考えた計画的なバトンタッチ」こそが、円満卒業の決定的な真実です。