本作の舞台は、ある閉鎖された廃病院の多目的ホール。安楽死を目的としたサイトに集まった12名の少年少女が、あらかじめ決められた番号順に円卓を囲みます。それぞれの番号、役名、演じたキャスト、そして彼らが抱えていた背景を整理します。
1番:サトシ(演:高杉真宙)
集いの主催者。冷静沈着で進行役を務めるが、実は過去に自殺未遂を起こした兄を持ち、自身も死への誘惑と罪悪感に苛まれている。
2番:ケンイチ(演:渕野右更)
いじめを受け、学校にも家庭にも居場所を失った気弱な優等生。空気が読めず場違いな発言をして周囲を苛立たせるが、根は純粋。
3番:ミツエ(演:古川琴音)
熱狂的なバンギャ(ヴィジュアル系ファンの少女)。心酔していた大物ギタリスト「ハジメ」の後追いを強く望んでいる。
4番:リョウコ(演:橋本環奈)
国民的人気女優「秋川莉胡」としての表の顔を持つ。作られたアイドル像と大人の都合に消費される日々に絶望し、素の自分を取り戻すために参加。
5番:シンジロウ(演:新田真剣佑)
警察官の父親を持つ推理マニアの少年。鋭い観察眼とロジックで異変を解明していくが、実は自身が不治の重病に冒されている。
6番:メイコ(演:黒島結菜)
父親の身勝手な愛人トラブルや家庭崩壊に憎悪を抱く。自身の死によって父親に保険金を残さず、復讐を果たすことを目論む冷酷なリアリスト。
7番:アンリ(演:杉咲花)
全身黒づくめで高い知性と圧倒的な扇動力を誇る少女。実母の過激な教育方針や社会そのものへの強い反発から、完全な集団安楽死の実行に執着する。
8番:タカヒロ(演:萩原利久)
幼少期から投与された精神安定剤や薬物の副作用により、激しい吃音と感情の制御不能に苦しむ少年。
9番:ノブオ(演:北村匠海)
爽やかで人当たりの良い好青年。しかし学校での陰湿ないじめの標的となり、階段から突き落とされた過去と、その加害者を殺害してしまったという暗い罪悪感を抱える。
10番:セイゴ(演:坂東龍汰)
金髪で粗暴な不良少年。父親からの家庭内暴力(DV)に怯え、母親に多額の死亡保険金を遺すために自らの命を絶とうとする。
11番:マイ(演:吉川愛)
奔放に見えるギャル風の少女。援助交際相手から性感染症(ヘルペス)をうつされ、自身の身体が汚れてしまったという絶望から死を選択しようとする。
12番:ユキ(演:竹内愛紗)
控えめで大人しい少女。不慮の交通事故により視力を失いつつあり、周囲の同情や未来への不安に耐え兼ねて参加。
0番:謎の少年(とっしー)
12人が集合場所に到着した際、すでに車椅子の上で昏睡状態(あるいは遺体)となっていた謎の少年。この想定外の存在が、集団自殺の計画を狂わせていきます。