代表合宿のバックネット裏には、NPB12球団のスカウト部長クラスおよびMLB極東担当スカウトが連日集結し、スピードガンとトラックマンの測定画面に熱い視線を送っていました。特に今秋のドラフト会議で上位候補、あるいは1位指名重複が確実視される選手たちの実戦評価は、この合宿期間を通じてより強固なものへと昇華しています。
球団幹部が口を揃えるのは、「木製バットに対するコンタクトの質」と「国際球の滑りやすい革・高めの縫い目への対応力」です。金属バットの反発力に頼らない下半身主導のスイングができているか、またリリースの瞬間に指先でしっかりとボールを押し込めているかが、プロ側の評価額を大きく左右する分水嶺となりました。
在京球団のスカウト部長は「過去10年を振り返っても、上位候補の質と量がここまで揃った合宿は珍しい。単にスピードがあるだけでなく、ボールカウントに応じたピッチデザインが組み立てられている」と絶賛。投打ともに完成度が高く、秋のドラフト会議に向けた指名戦略がこの代表活動の結果によって大きく動くことは確実な情勢です。