大会後、一部のネットコミュニティやライト層の間で「ジャルジャルのネタはYouTubeですでに見たことのあるネタだった」「単なる知名度による下駄履きではないか」という見解が散見されました。しかし、これらはコントの制作構造に対する完全な誤解です。
ジャルジャルは公式YouTubeチャンネル『JARUJARUTOWER』において、毎日1本コントを投稿し続ける驚異的な活動を現在も継続しています。彼らにとってYouTubeは「完成されたネタを消費する場」ではなく、無数のアイデアを試作・検証するオープンラボ(実験場)に他なりません。
決勝で披露された「野外の奴」も「空き巣」も、WEB上で公開されたプロトタイプから設定の無駄を極限まで削ぎ落とし、4分間の賞レース規定時間に凝縮して台詞の抑揚や視線の配り方までミリ単位で再構築された「劇場用完全版」でした。膨大なストックの中から最も純度が高く、かつ現代の視聴者に刺さるネタを選定・研磨して持ち込んだプロフェッショナリズムこそが、審査員全員の一致した高評価を勝ち取った本質です。