ムカデとヤスデの違いとは?毒性や見分け方・最新の駆除対策を徹底解説

ムカデとヤスデの違いとは?毒性や見分け方・最新の駆除対策を徹底解説

ムカデとヤスデの違いとは?毒性や見分け方・最新の駆除対策を徹底解説の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

室内や玄関先で多足生物に遭遇した際、パニックにならず瞬時に種類を識別するための基準は、「足の数(生え方)」「体の断面形状」「動きと威嚇行動」の3点に集約されます。

生物学的な分類において、ムカデは唇脚綱(しんきゃくこう)、ヤスデは倍脚綱(ばいきゃくこう)に属します。最大の見分け方は、胴体の1節あたりから生えている足の本数です。ムカデは1つの体節から左右1対(計2本)の脚が生えており、体全体が平らでスマートな扁平形をしています。獲物を捕食するために動きは非常に俊敏で、刺激を与えると体をくねらせて前進・攻撃してきます。

対照的にヤスデは、前方の数節を除き、胴体の1つの体節から左右2対(計4本)の脚が生えています。断面は丸みを帯びた円筒形で、電車の車輪が波打つように規則正しく滑らかに前進します。さらに決定的な識別ポイントとして、ヤスデは危険を感じるとダンゴムシのように渦巻き状(トグロ)に体を丸める防御姿勢をとります。ムカデが丸まることは構造上ありません。

なお、同じ多足類として混同されやすいゲジゲジ(ゲジ類)は、極端に長い15対の脚と長い触角を持ち、クモのように素早く壁を疾走します。見た目のインパクトは強いものの毒性は極めて弱く、ゴキブリやダニを捕食してくれる完全な益虫です。

比較項目ムカデ(唇脚類)ヤスデ(倍脚類)ゲジゲジ(ゲジ類)体節あたりの足の数1節につき1対(2本)1節につき2対(4本)節ごとに長い脚が1対体型・断面平ら(扁平型)丸い(円筒型)短い胴体と長い脚食性と性格肉食・攻撃的腐植食・温厚肉食(害虫捕食)・臆病危険性と攻撃手段頭部の毒顎で噛みつく(激痛)噛まないが有毒ガス・体液分泌人間への実害なし(ほぼ無毒)防除の優先度最優先(刺傷・健康被害リスク)中(大量発生時の不快・異臭)低(益虫のため放置推奨)
木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。