美しい立方体を保ち、外出先でも崩れずに食べられるおにぎらずを作るには、適切な道具の配置と手順を守ることが最短ルートです。ここでは料理現場で実践されている確実な手順を解説します。
まず作業台に大きめのラップを敷き、その上に全形海苔(約21cm×19cm)を角が上下左右を向く「ひし形」に配置します。この配置にすることで、四隅を中央に集めたときの重なりが均等になり、四角い仕上がりが安定します。
次に、海苔の中央に土台となるご飯(約50〜60g)を四角く平らに広げます。このとき、厚みは1cm程度、海苔の角から指2本分ほど内側に収めるのがコツです。ご飯の上に具材を彩りよく、かつ高さを均等にして重ねたら、同量(約50〜60g)の「フタ用ご飯」を上からかぶせます。ご飯の総量は1個あたり100〜120gが黄金比率であり、これを超えると海苔のキャパシティをオーバーしてしまいます。
包む工程では、海苔の左右の角を中央に引き寄せて重ね、続いて上下の角を折りたたみます。この時、空気を抜きながら隙間ができないようぴったりと密着させます。最後に下のラップで全体をしっかりと包み込み、四隅を軽く手で押さえて形を整えたら、海苔の合わせ目を下にして室温で約5分間放置します。この「寝かせ」によって、ご飯の蒸気で海苔が一体化し、包丁を入れても決して崩れない強度が生まれます。