競馬予想サイトの会員ページを開くと、毎週末のように「3連単150万円的中!」「80万円払戻達成!」といった輝かしいうまか競馬的中実績が掲載されています。一般の競馬ファンからすれば、「これだけ当たっているなら本物ではないか」と錯覚してしまいがちですが、ここには構造的な盲点が存在します。
巧妙なサイトが用いる典型的な手法の一つが、有料プランの乱立と「空売り」の組み合わせです。例えば、週末に20種類以上の細分化された有料プラン(価格帯は1万円から50万円まで様々)を用意したとします。各プランで異なる買い目を提供、あるいは買い手がつかなかった「完売扱い」のプランを用意しておけば、確率論的にどこかのレースで高配当が飛び出す可能性は跳ね上がります。
週末が明けた月曜日、的中したごく一部のプランだけを「特大実績」として大々的にトップページへ掲載し、外れた多数のプランの存在は小さな文字で片付ける、あるいは掲載すらしない運用を行えば、閲覧者には「常に勝ち続けている無敵のサイト」に見えてしまうのです。この的中実績のカラクリを理解していないと、過去の結果に目を奪われて自分も同じ利益を得られると誤認してしまいます。