恋雪と猗窩座にまつわるエピソードには、ファンの間で長年議論されてきた幾つかの疑問や誤解が存在します。公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』などの確定資料を基に検証します。
誤解1:猗窩座は恋雪のことを覚えていたから女性を食べなかったのか?
結論から言えば、意識の上では完全に忘れていました。鬼化の際、無惨の血の毒性と強烈な暗示によって人間時代の記憶は完全に消去されていました。しかし、魂の最深部に「女性を傷つけてはならない」「弱者を守る」という道徳観が本能レベルで焼き付いていたため、無惨に許可を取った上で女性を一切口にしませんでした。上弦の弐・童磨から「女を食べたほうが強くなれる」と嘲笑されてもその姿勢を崩さなかったのは、無意識下の恋雪への愛によるものです。
誤解2:恋雪は狛治の復讐を恨んでいたのか?
井戸に毒を入れた剣術道場へ単身乗り込み、素手で67名を惨殺した狛治の凶行について、恋雪は決して彼を責めませんでした。地獄へ向かう狛治に対し、恋雪は「私たちはどこまでも一緒です」と寄り添い、共に地獄の業火へ歩みを進めています。罪を肯定するのではなく、狛治が背負った苦しみと業のすべてを受け止めるという究極の愛が示されています。