SNSやネット掲示板などで「バイク保険はどこも同じだから最安値だけで決めれば良い」という言説が散見されますが、これは重大なリスクをはらむ誤解です。安さの裏に潜む以下の盲点を契約前に把握しておく必要があります。
第一に、「人身傷害保険」と「搭乗者傷害保険」の混同です。保険料を下げるために人身傷害を外し、定額払いの搭乗者傷害のみに設定した場合、自身の過失割合が高い単独転倒事故などで入院が長期化した際、実損額(治療費や休業損害)を十分にカバーできないリスクが生じます。
第二に、バイク保険 等級 引き継ぎに関するルールです。同居の親族間で四輪車の等級を二輪車に引き継ぐことは原則できませんが、二輪車同士であれば家族間で高い等級を譲渡することが可能です。親の20等級を子の新規バイクへ引き継ぎ、親が新規で入り直すことで、世帯全体の年間保険料支払総額を十数万円削減できる裏ワザが存在します。こうした制度の熟知こそが実質的な最安値への最短ルートとなります。