上場企業であれば有価証券報告書によって役員報酬や株式保有比率が開示されますが、アパグループは「株主の顔色をうかがう短期的な経営判断を避ける」という外志雄氏の強い信念のもと、完全な非上場を貫いています。そのため個人の正確な年収や資産額は非公開ですが、グループの連結決算数値や保有不動産ポートフォリオから、その驚愕の規模を推計することができます。
アパグループの連結売上高はコロナ禍の痛手を短期間で克服し、2,000億円の大台を突破、経常利益も過去最高益水準を記録しています。グループ企業の大半は元谷ファミリーの資産管理会社を通じて保有されており、社外への配当流出が一切ありません。不動産鑑定士や企業アナリストの分析によると、グループ全体の保有資産評価額は約1兆4,000億円超、外志雄氏および同族一族の純資産規模は数千億円に達すると見積もられています。また、一族に支払われる年間役員報酬および配当収入だけでも、年間数十億円規模にのぼると推察されます。
その富を象徴するのが、東京都港区西麻布の超一等地にある自宅豪邸です。大使館や高級レジデンスが立ち並ぶ閑静なエリアにおいて、広大な敷地にそびえ立つ重厚な邸宅は、各界の要人や政財界関係者を招く迎賓館としての機能も兼備しています。金沢の旧邸とともに、一代で財を成したトップ経営者のステータスを雄弁に物語っています。