遠野なぎこが抱えた精神疾患の真相|摂食障害と虐待の傷跡を解き明かす

遠野なぎこが抱えた精神疾患の真相|摂食障害と虐待の傷跡を解き明かす

遠野なぎこが抱えた精神疾患の真相|摂食障害と虐待の傷跡を解き明かすの主要なニュースをコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

メディアに出演するたび、SNSやネット上では「遠野なぎこがまた激やせしている」「骨と皮だけで見ていて辛い」といった体調やネットの反応が渦巻いていました。しかし、この激やせの背景にあったのは、世間が短絡的に捉えがちな「美容目的の過度なダイエット」などでは決してありません。

摂食障害が慢性化すると、消化器官の機能低下や代謝異常を引き起こし、本人が「食べたい」「太りたい」と望んでも身体が食物を受け付けなくなります。さらにうつ症状が悪化すると、自炊はおろか食事を口に運ぶエネルギーすら奪われてしまいます。遠野さんは自身の公式ブログで、訪問看護の手を借りながら生活を維持している実態や、数カ月ぶりにキッチンの洗い物を片付けることができたという日常の小さな一歩を飾らない言葉で報告していました。

ところが、そうした切実な告白に対しても、一部からは「片付けくらい誰でもできる」「早く太りなさい」といった無理解な批判やお説教が寄せられることがありました。遠野さんはブログ内で「何なら、お説教迄されちゃいます」と理不尽な世間の目に悔しさを滲ませつつも、精神系疾患への正しい理解を広めたいという一心で、自らの弱さと現実を発信し続けました。激やせの真相は、まさに心と身体の機能が限界まで擦り減りながらも命を繋ぎ止めようとした、壮絶な戦いの痕跡だったのです。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。