インターネット上の口コミを調査すると、「医師が冷たくてまともに話を聞いてくれなかった」「説明不足で機械的に流された」といった厳しいレビューが一部で見受けられます。こうした批判の背景には、健診施設が担う役割に対する受診者側の誤解と認知のズレが存在します。
健康診断や人間ドックの主たる目的は、限られた時間の中で病気の兆候や数値を効率的かつ均一に「スクリーニング(ふるい分け)」することにあります。一人あたり数十秒から数分の限られた診察時間で、日頃の慢性疾患の悩み相談や長時間のカウンセリングに応じることは、健診現場の構造上困難です。これを「冷たい」「ぞんざいな対応」と捉えてしまうと、受診後の不満につながります。
また、「婦人科検診は女性医師が必ず担当してくれると思っていたのに違った」という声もあります。とちぎ健診プラザの婦人科検診(マンモグラフィなど)では、撮影を行う放射線技師は女性スタッフを中心とした配慮がなされているものの、問診や細胞診を行う医師の当番体制によっては男性医師が担当するシフト日も存在します。女性医師による検査を絶対条件とする場合は、予約手続きの段階で「女性医師担当日」を明確に指定して予約を確定させることが、受診当日のミスマッチを防ぐ防壁となります。