信頼区間を正しく算出・読解する上で、絶対に避けて通れないのが標準誤差と標準偏差の違いを整理することです。実務のレポートでも両者を混同したままグラフのエラーバーに設定しているケースが散見されます。
標準偏差(SD: Standard Deviation)は、集めたサンプルデータそのもののバラつきを表す指標です。「クラス全員のテストの点数がどのくらい散らばっているか」を見る場合は標準偏差を使います。
対して標準誤差(SE: Standard Error)は、「抽出したサンプルの平均値が、真の母平均からどれくらいバラつくか」を示す指標です。標準誤差は以下の数式で表されます。
標準誤差(SE) = 標準偏差(s) ÷ √サンプルサイズ(n)
サンプルサイズ(n)を大きくすればするほど、標本平均の信頼性は高まるため、標準誤差は小さくなります。95%信頼区間の幅を決めるのは標準偏差そのものではなく、この標準誤差(SE)です。