キルギス人と日本人が似てるのはなぜ?Dnaの真相と兄弟伝説を追う

キルギス人と日本人が似てるのはなぜ?Dnaの真相と兄弟伝説を追う

キルギス人と日本人が似てるのはなぜ?Dnaの真相と兄弟伝説を追うの真相について、専門知識を詳しくお届けします。

キルギス現地で日本人だと名乗ると、初対面の現地住民から「私たちは昔、兄弟だったんだよ」と笑顔で声をかけられる場面が頻繁にあります。これは外交的なお世辞ではなく、キルギスの民間伝承として世代を超えて語り継がれてきた「キルギス人と日本人の兄弟伝説」に由来しています。

伝説の骨子は極めてシンプルでありながら、どこか詩的な響きを持っています。

「大昔、キルギス人と日本人の先祖は同じ場所で暮らす双子の兄弟だった。ある時、肉が好きな兄は天山山脈の豊かな草原を目指して西へ向かい(キルギス人の祖先)、魚が好きな弟は東の海を渡って島国へと向かった(日本人の祖先)」

このキルギス・魚と肉の伝説は、旧ソ連からの独立(1991年)以降、初代大統領のアスカール・アカエフ氏が訪日時のスピーチで言及したことなどを契機に、両国の友好を象徴するエピソードとして公式・非公式の場で広く共有されるようになりました。内陸の山岳国で羊肉を主食とするキルギスと、四方を海に囲まれて魚介類を重宝してきた日本。地理的な対比が見事な説得力を持ち、キルギス人の親日理由の根幹を支える文化的ストーリーとなっています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。