日本心理学会や米国心理学会(APA)をはじめとする研究機関のデータによると、対人コミュニケーションにおいて受け手が受け取る情報の過半数以上は、視覚や聴覚による非言語要素、つまりノンバーバルコミュニケーションに依存している。
行動心理学の知見が示す通り、言葉でどれほど丁寧な態度を取り繕おうと、険しい顔つきは強烈な拒絶や無言の圧力を相手に与えてしまう。本人が「何も嫌なことは言っていない」と主張しても、周囲は無意識に危険を察知して心を閉ざし、結果として職場のチームワークや家庭内の不協和音を引き起こす原因となる。