近年、フェイスタイプ診断の普及によって自身の骨格やパーツ配置への解像度が高まったことも、ブームを後押ししている。いわゆるクールタイプやエレガントタイプに属する特徴をどう活かすかという議論が過熱し、美容・コスメ業界でも爬虫類顔の洗練された要素を取り入れる新提案が相次ぐ。
このミステリアスなムードを日常で手に入れるためのメイクアップ・美容トレンドの要は、「余白と陰影のコントロール」にある。まず、アイシャドウは肌馴染みの良いトープやスモーキーなアッシュ系をセレクトし、目頭をあえて抜いて目尻側に重心を置く横長グラデーションを設計。リキッドライナーで目頭切開ラインを繊細に忍ばせつつ、目尻は跳ね上げすぎず水平にスッと引くことで、涼やかな切れ長アイが完成する。
ベースはツヤを抑えたセミマットに整え、チークは血色感を控えめにしてシェーディングで骨格を際立たせるのがコツだ。仕上げに輪郭をぼかしたヌードトーンや深みのあるプラムリップを合わせれば、計算されたアンニュイなオーラが立ち現れる。