ガキ使大晦日休止の真相とは?2022年特番見送りの舞台裏と現在

ガキ使大晦日休止の真相とは?2022年特番見送りの舞台裏と現在

ガキ使大晦日休止の真相とは?2022年特番見送りの舞台裏と現在に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

『ガキ使』が放送されなかった2022年末、視聴者の行動様式には明確なパラダイムシフトが生じていました。当時のSNS、5ちゃんねる、知恵袋などの投稿ログを分析すると、大きく3つの現象が観察されます。

第1に、「年越しルーティンの喪失」に対する集団的ノスタルジーです。「紅白の演歌パートや興味のない企画の合間にガキ使へチャンネルを回す」という、平成から令和初期にかけて定着していた受動的ザッピング習慣が完全に崩壊しました。「ガキ使がないと大晦日の実感が湧かない」という嘆きがTwitter(現X)のトレンド上位を占め、大晦日におけるテレビの“時計代わり”としての機能が失われたことが浮き彫りとなりました。

第2に、ネット配信プラットフォームへの大規模な視聴者流入です。Huluをはじめとする動画配信サービスでは、過去の『笑ってはいけない』シリーズ(『温泉宿』『警察』『病院』『スパイ』など)のアーカイブ配信が年末年始ランキングの上位を独占。「地上波がつまらないからHuluで昔のガキ使を流しながら年越しそばを食べる」という能動的なオンデマンド視聴を選択するユーザーが急増しました。

第3に、他局への視聴者分散です。テレビ朝日系の『ザワつく!金曜日』大晦日SPや、テレビ東京系の『孤独のグルメ』生放送SPなど、独自の安定した世界観を持つ番組へ浮動層が流れ、大晦日の民放シェアは「一強」から「多極分散」へと恒久的に変化しました。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。