大宮「食堂多万里」なぜ行列?昭和レトロな町中華の魅力と実食検証

大宮「食堂多万里」なぜ行列?昭和レトロな町中華の魅力と実食検証

大宮「食堂多万里」なぜ行列?昭和レトロな町中華の魅力と実食検証の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

埼玉県さいたま市大宮区大門町に位置する「食堂 多万里」の歴史は、終戦直後の1946年に幕を開けました。鉄道の要衝として栄えた大宮駅東口周辺の発展とともに歩み、国鉄職員や買い出し客、近隣の商店主たちの日々の活力源となってきた大衆食堂です。店名には「食堂」と掲げられていますが、実態はラーメンやチャーハン、餃子を中心とした、いわゆる「町中華」の原点ともいえる構成になっています。

引き戸を開けると目に飛び込んでくるのは、年季の入ったパイプ椅子と木目調のテーブル、壁一面に貼られた短冊メニュー、そして入口脇に設けられた昔ながらの番台(レジカウンター)です。ここで注文を伝えて代金を先払いし、プラスチック製の食券札を受け取るシステムは、昭和中期の外食文化を今に伝える貴重な遺産となっています。目まぐるしく変化する都市の景観の中で、変わらない温もりを提供し続ける姿勢こそが、長年愛される最大の礎です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。