ネット上の口コミや旅行ブログでは、「JR大阪駅の連絡橋口から出れば、すぐ目の前のエスカレーターで5階の『時空(とき)の広場』に上がれ、そこからエレベーターに乗るのが最も分かりやすい」という説が頻繁に語られています。しかし、この時空の広場 経由ルートには、時間重視の映画ファンにとって深刻な盲点が存在します。
第一に、5階の時空の広場から11階シネマロビーまでのエスカレーターは直通ではなく、7階・8階・9階・10階とフロアごとにジグザグに乗り継ぐ配置になっています。実測では、エスカレーターの乗り継ぎだけで約4分30秒を消費します。さらに、休日やイベント開催時の時空の広場は観光客や待ち合わせの人々で極めて高い人口密度となっており、歩行速度が大幅に削がれます。
第二に、5階にあるエレベーターは低層階から乗ってきた満員状態で到着することが多く、車椅子やベビーカー利用者でない限り、数回見送らざるを得ない事態が多発します。「開放的で景色が良い」という景観上のメリットはあるものの、「上映10分前に滑り込みたい」という切迫したシチュエーションにおいて、時空の広場経由は決しておすすめできる最速選択肢ではありません。