芸能界と宗教の関係史において、1992年の合同結婚式騒動は最大の転換点でした。それ以前は個人の信仰として寛容に見られていた側面もありましたが、この騒動を契機に、タレントが特定の宗教団体、とりわけ社会的トラブルを抱える団体と関わることのリスクが明確化されました。
タレントの影響力は絶大です。著名人が広告塔として機能してしまうことで、一般の信者が「あの有名人も入っているから安心だ」と誤認し、入会や多額の献金に応じてしまう二次被害のリスクが常に指摘されてきました。近年ではコンプライアンス意識の高まりから、芸能事務所側も所属タレントの関連団体との関わりに対して極めて厳格な姿勢を取るようになっています。