土屋太鳳さんがヒロインを務めた『まれ』も、ワースト議論でたびたび取り上げられる一作です。能登の豊かな自然と製菓の世界を舞台にした成長物語としてスタートしたものの、話が進むにつれて視聴者の心は徐々に離れていきました。
原因の一つは、ヒロインの夢や行動軸が迷走した点にあります。地道に夢を追う姿勢から一転、一獲千金を狙うような展開や唐突な人間関係の葛藤が組み込まれ、共感を呼びにくいキャラクター像となってしまいました。コミカルな演出とシリアスなテーマが噛み合わず、視聴者が置き去りにされた感覚を強めた結果と言えます。