箱根駅伝の復路ゴール時間は何時?大手町フィニッシュと通過予想を解説

箱根駅伝の復路ゴール時間は何時?大手町フィニッシュと通過予想を解説

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箱根駅伝の復路を語る上で、先頭争いと同じ、あるいはそれ以上に感情を揺さぶるのがシード権争いと繰り上げスタートの非情なドラマです。

大会規定により、総合順位で上位10校に入った大学には、翌年の第103回大会への予選会免除(シード権獲得)という極めて大きなアドバンテージが与えられます。10位と11位の明暗を分けるタイム差は、わずか数秒から数十秒というケースが頻発します。過去の大会でも、アンカーが大手町直前の日本橋を並走し、残り数百メートルのスプリント勝負で10位の椅子を奪い合う死闘が幾度となく繰り広げられてきました。

選手たちの手記やレース後のインタビュー取材では、「10位の背中が見えた瞬間、足の激痛が完全に消えた」「あと3秒届かなかった悔しさは一生消えない」といった、極限状態を戦い抜いた生々しい心理が吐露されています。監督車から飛ぶ「お前の4年間をここで出し切れ!」「前と5秒差だ、絶対に諦めるな!」という怒号にも似たゲキは、テレビ画面越しにも伝わる復路最大のハイライトです。

また、中継所での繰り上げスタート時間のルールは非常に厳格です。復路では、小田原・平塚・戸塚・鶴見の各中継所において、先頭走者が通過してから20分が経過すると、本物のタスキが届かなくても無情のピストルが鳴り、主催者側が用意した白地に黄色の「繰り上げタスキ」をかけて出発しなければなりません。

特に鶴見中継所(9区から10区へのリレー)では、アンカーが待つわずか数十メートル手前で母校のタスキが途切れる光景が毎年ファンの涙を誘います。現地の中継所付近は、歓声と悲鳴、そして祈りが交錯する異様な緊迫感に包まれます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。