激しい論争を呼びながらも、『トリセツ』はやがてネガティブな批判を吸収し、コミュニケーションツールとして独自の発展を遂げていきました。その最たる例が、披露宴や披露パーティーにおける結婚式・余興の定番曲への定着です。
新婦の友人や新婦本人が新郎へ向けて「新婦の取扱説明書」として歌い上げるスタイルが全国で大流行。さらにYouTubeやTikTokの前身となる動画プラットフォームでは、男性目線で描いたアンサーソングや家族目線での替え歌パロディが大量に投稿され、若者カルチャーの域を越えて老若男女に親しまれる国民的ポップスへと昇格していきました。