若者のバイク離れが叫ばれて久しい。維持費の高さや実用性の低さが敬遠される理由だが、長瀬智也のスタイルは、そうしたスペック論とは全く異なる次元で若者を引きつけている。彼らにとってバイクやヘルメットは、移動手段ではなく「自己表現のキャンバス」なのだ。
SNSでは、彼のヘルメットの被り方を真似た自撮り写真があふれている。シールドをあえて外してゴーグルを合わせるスタイルや、ステッカーの貼り位置まで細かく分析されている。彼が提示したのは、単なる乗り物のギアではなく、スケートボードや音楽と同列にある「ストリートカルチャー」としてのヘルメットの在り方だ。