五木ひろしさんを巡る健康不安説が決定的に強まった出来事の一つに、長年連続出場を続けていたNHK紅白歌合戦からの勇退(卒業)があります。当時、世間では「体力の限界か」「重病を隠しての降板ではないか」と様々な憶測が飛び交いました。
しかし、紅白勇退の真相は病気や体調不良によるものでは決してありません。五木さんは歴代最長となる連続50回出場という金字塔を打ち立てたことを機に、「一つの大きな区切りを迎え、後進に道を譲りたい」という強い信念のもとで自ら幕を引く決断を下しました。
半世紀にわたって大晦日の大舞台を支え続けた重責から解放された五木さんは、以降、より自由度の高い音楽表現や自身の単独ステージ、若手歌手とのコラボレーションへと活動の幅を広げています。紅白卒業は衰えによる撤退ではなく、次なる挑戦へのステップでした。