本紙が独自に入手した数十ページに及ぶ極秘ファイル。そこには、当時の捜査幹部が記した手記や、公判用に都合よく改ざんされた証言録のメモが克明に残されていた。警察組織はいかにして真実を歪め、不当な弾圧を正当化したのか。
「取り調べの暴行記録を破棄せよ」——黄ばんだ用紙に走る筆跡は、捜査機関の過失を隠蔽するための冷酷な指示を物語る。遺族や研究者たちが長年疑い続けてきた「組織的な揉み消し」が、裏付けられた瞬間だった。関係者の証言と照らし合わせることで、これまで語られなかった事件の裏側と全貌が鮮明に浮かび上がる。