ドラムを始めたばかりの段階で選曲を誤ると、手足の独立運動(手足の分離)が追いつかず、演奏の楽しさを知る前にスティックを置いてしまう原因になります。初心者が最初に選ぶべき楽曲には、明確な3つの共通点が存在します。
第1の理由は、「右手(ハイハット)と左手(スネア)の動きがシンプルであること」です。右手で8分音符を刻み、左手で2拍目と4拍目のスネアを叩く王道パターンが曲の大部分を占めていれば、頭の中でパニックを起こす心配がありません。
第2の理由は、「テンポ(BPM)が100前後のミドルテンポであること」です。テンポが速すぎると身体が追いつかず、逆に極端に遅すぎるとリズムキープが難しくなります。BPM90〜115前後の楽曲は、次の動作を頭で意識しながら手足を動かせる理想的なスピードです。
第3の理由は、「Aメロ、Bメロ、サビで基本パターンが大きく変わらないこと」です。セクションごとに複雑なキメやリズムチェンジが頻発するプログレッシブな楽曲を避け、同じビートの反復で進行する楽曲を選ぶことが、最初の1曲を叩き切る最短ルートになります。