中継局である日本テレビが総力を挙げて取材を続けてきた本シリーズ。普段のテレビ中継では、華やかなタスキリレーやラストスパートの激闘が目立つが、このドキュメンタリーが映し出すのは「記録に残らない選手たちの泥臭い努力」だ。
怪我に泣き、正選手から落選して涙を流す上級生。期待の大型新人として入部しながらも環境の変化に戸惑う若手。カメラはチーム内部の張り詰めた緊張感や、練習中の些細な衝突まで包み隠さず捉えている。スポーツの美しさだけでなく、その陰にある孤独や葛藤を淡々と描き出すリアリティこそが、視聴者の心を捉えて離さない最大の一因と言える。