遠征チームの指導者や保護者を最も悩ませるのが、新砂運動場の交通事情です。公式案内には「東京メトロ東西線・南砂町駅から徒歩」と記載されているものの、実際にピッチサイドまで歩くと成人男性の足でも約18〜20分を要します。スパイクや大型クーラーボックス、救護備品を抱えた選手たちにとっては、試合前に著しい体力を消耗させる要因となり得ます。
そこで多くの利用者が車での移動を選択しますが、ここに最大のボトルネックが存在します。新砂運動場に併設された専用駐車場は収容台数が限られており、通常時でも週末は早朝から埋まります。特に新砂運動場で少年サッカー大会が開催される土日は、近隣クラブの送迎車や観戦保護者の車両が一斉に押し寄せ、開門と同時に満車札が出ることが常態化しています。運動場の周囲は物流倉庫や大型配送センターが密集する準工業地域であり、至近距離に手頃なコインパーキングが極めて少ないことも焦りを加速させる原因です。
公共交通機関を利用する場合のベストプラクティスは、「南砂町駅からの都営バス活用」です。駅前ロータリーや周辺停留所から運行するバス路線を事前照会し、最寄りの停留所で下車すれば、徒歩移動をわずか数分に圧縮できます。遠征を引率する指導者は、保護者会に対して「現地集合時は原則公共交通機関を利用すること」を事前に通達しておくことが、当日の駐車トラブルによるキックオフ遅延を未然に防ぐ唯一の防壁です。