日本で古くから親しまれているアメリカンドッグと、韓国発祥のチーズドッグ(ハットグ)には、実は明確な違いが存在します。従来の日本のアメリカンドッグは、串に刺したソーセージ全体に小麦粉ベースの甘い衣(コーンミールやホットケーキ生地)をぽってりと厚めにまとわせ、ふんわりと揚げたものが主流です。
これに対して韓国風チーズハットグは、中身の上半分にブロック状のモッツァレラチーズやさけるチーズ、下半分に短く切ったソーセージを刺すハイブリッド構造が基本です。さらに最大の特徴は衣にあります。生地の表面に粗目のパン粉や角切りのフライドポテトをまぶして揚げるため、外側はザクザクとした強いクリスピー感を持ちます。
仕上げの味付けも対照的です。揚げたて熱々のハットグ全体にグラニュー糖(砂糖)をたっぷりとまぶし、その上からケチャップとハニーマスタードを格子状にかけるのが本場の流儀。砂糖のコクのある甘みと、トマトケチャップの酸味、マスタードの風味が絶妙に絡み合い、濃厚なチーズの塩気と見事なハーモニーを生み出します。