妊娠初期に切迫流産を疑う主な兆候として挙げられるのが、「性器出血」と「下腹部痛(またはお腹の張り)」の2つです。これらは単独で現れることもあれば、同時に起きることもあります。
出血の様子は人によって様々で、トイレットペーパーにうっすらつく程度の茶褐色のおりものから、鮮紅色のまとまった出血まで多岐にわたります。茶色や黒っぽい血は過去に子宮内で出血したものが時間をかけて排出されたケースが多く、鮮紅色の出血は現在進行形で出血が起きている可能性を示唆します。また、腹痛に関しては「生理痛のような鈍痛」「キューッと締め付けられるような痛み」「下腹部が引っ張られる感覚」などが代表的です。
出血が起きる主な原因には以下のようなものがあります。
1つ目は、受精卵が子宮内膜に潜り込む際に起きる「着床出血」や子宮頸部のびらんからの出血です。2つ目は、胎盤が形成される過程で子宮の血管が破綻して生じる出血です。少量の出血であっても、痛みを伴う場合や出血量が生理2日目以上に増えるような場合は、速やかにかかりつけの産婦人科へ連絡して指示を仰ぐ必要があります。